(塩 その32~75)

○ 「佐野実 限定 塩らあ麺」(明星)


 人気ラーメン店ブームの火付け役といっても過言ではない支那そばや店主の佐野実氏。その佐野実氏の限定らあ麺シリーズの第二弾として塩味が登場しました。

 最初は単発で終わるのかと思いましたがそうではなかったようです。スープの出汁に影響されやすい塩味ということで、本当の美味しさというのが伝わってきそうですね。

 お湯を入れて4分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。動物系のスープの香りというよりも和風に近いような香りの方が強く、メンマの香りもしてきます。

 早速、スープを一口いただきます。一瞬、サッパリしているような感じなのですがコクと風味がしっかりと詰まっておりキレのある塩の味わいを堪能することができます。

 具は鶏肉、モヤシ、タマゴ、メンマ、唐辛子、長ネギの6種類となっており、鶏肉は大きめの挽肉タイプで薄めの味付けで、メンマは食感と風味が良い感じになってます。

 麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、柔らかめのような気もしますがモチモチとした食感があり、クロレラエキスが入っているので独特の風味となっています。

 佐賀県唐津産一の塩を使用したキレのある塩味スープと他ではなかなか味わえない風味のある麺のコラボを楽しむことができる一品。ピリッとした辛さも良い感じです。



















○ 「シーフードヌードル 海鮮風味のおいしさ」(トライアル)


 ずっと、ず~っと、低価格。といったフレーズの激安スーパーとしてお馴染みとなっているトライアルのカップ麺がシンプル過ぎるデザインからリニューアルしました。

 出来上がりをイメージした画像付きとなったので美味しそうだなと思えるようになりました。以前のものだと画像が一切無かったので食欲をそそらなかったですからね。

 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。シーフードの香りがまあまあしてくるとともに、彩り豊かな具材が現れたのでお値段以上の期待感が出ました。

 早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりで思っていた以上にコクがある味わいとなっており塩加減はちょうどいいのでとても飲みやすくなっています。

 具はイカ、キャベツ、ニンジン、タマゴ、タマネギ、長ネギの6種類となっており、イカは歯応えがありすぎるくらいの硬さで、キャベツは柔らかくて甘めの味付けです。

 麺はスナック麺タイプとなっていますが、韓国製ということで特徴的なモッチリ感があるとともに、ちぢれているのでスープがしっかりと絡んで美味しくいただけます。

 シーフードの風味が効いていてあっさりとした塩味が特徴的なスープと独特の食感となっている麺のコラボを楽しむことが出来る一品。お値段以上の味わいがあります。




















○ 「HYBRID 太麺堂々 黄金の淡麗 鶏だし塩」(日清)


 喉越しの良さで太麺ブームの火付け役となった太麺堂々シリーズをさらに進化させたHYBRID太麺堂々から鶏の風味を堪能することができそうな一杯の登場です。

 その名も黄金の淡麗鶏だし塩ということですが黄金と書いて「きん」と呼びます。金のように輝きのあるスープとハイブリッド麺の組み合わせでどんな味わいになるのか。

 お湯を入れて4分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから液体スープとスパイスを入れてよくかき混ぜれば完成。鶏だしの濃厚な香りが漂ってくるので食欲をそそられます。

 早速、スープを一口いただきます。見た目からこってりとしているのかと思ったのですがサッパリとした口当たりで、それでいてコクのある味わいで絶妙な塩加減です。

 具は鶏肉、キャベツ、唐辛子、長ネギの4種類となっており、鶏肉は胸肉のような食感と舌触りとなっており、キャベツは柔らかめでスープによく合う甘さがあります。

 麺は目玉のハイブリッド麺となっているので、滑らかで柔らかめの食感と芯の強さを合わせ持っており、麺そのものの味わいもよく解るので本当に美味しいと思えます。

 鶏の風味と旨みがビッシリと詰まったスープと他では味わうことができないハイブリッド麺のコラボを楽しむことができる一品。塩系のスープにもよく合う麺ですね。




















○ 「カップヌードル ネギ塩豚カルビ味 BIG」(日清)


 カップ麺のパイオニアとして長きに渡って愛され続けているカップヌードルシリーズから、豚カルビをこよなく愛する人へということでネギ塩豚カルビ味の登場です。

 豚カルビをこよなく愛する人のことを「KALBIST」と呼ぶのか解りませんがそんなことが書いてありました。そのくらいに豚カルビの味わいがしてくるのでしょう。

 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。豚カルビの香りはしてきますがそんなに臭みがないのと香辛料の香りもしてくるので好き嫌いは少ない感じです。

 早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、豚カルビの風味が口一杯に広がるような味わいでいて塩味もしっかりとしているので旨いです。

 具は豚カルビ、タマゴ、レッドベルペパー、長ネギの4種類となっており、豚カルビは噛むほどに豚肉の美味しさが解る感じで、タマゴはフワフワ感と甘さがあります。

 麺はカップヌードルならではのスナック麺タイプとなっており、適度なモチモチ感があるのと豚カルビのエキスが染みているような味わいなので美味しくいただけます。

 豚カルビの風味の良さとサッパリとしていて香辛料のちょっとした辛さのあるスープが魅力的な一品。豚カルビをこよなく愛する人にはたまらない味わいとなっています。



















○ 「匠 鶏コクブラック Menkouともや」(マルちゃん)


 職人が造りだす味わいのある一杯としてお馴染みとなっている匠と第3回最強の次世代ラーメン決定戦!講談社「おとなの週末」編集部の共同企画商品の登場です。

 審査員特別賞ということでMenkouともやの鶏コクブラックを忠実に再現したとのことですが97万票が選び出した次世代の味わいとはどんな感じなのか楽しみです。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜてから、別途温めていたレトルト具材を乗せて、最後にあとのせかやくを入れたら完成です。

 早速、スープを一口いただきます。鶏だしとは思えないくらいに濃厚な舌触りとなっており、クリーミーな味わいとペッパーの風味の良さが絶妙な感じで合わさってます。

 具は豚肉、メンマ、長ネギの3種類となっており、豚肉はレトルト具材ということで肉の旨みと脂のジューシーさを堪能することができ、メンマも食感と風味が良いです。

 麺は生麺を思わせるような風味と味わいがあるとともに、細めということを感じさせないくらいにコシの強さがあり、ちぢれているということでスープがよく絡みます。

 ペッパーが利いている濃厚な鶏だし風味とタマゴの心地いい風味のある麺のコラボを堪能することができる一品。特別賞に輝くだけの美味しさがあるとよく解りました。




















○ 「四季物語 春限定 桜えび香る 塩らーめん」(マルちゃん)


 一年中同じ味わいで季節性を一切感じさせることのないカップ麺が多い中、四季の味わいを再現させているということでお馴染みになっている四季物語の登場です。

 今回は春限定の桜えび香る塩らーめんということで桜えびで春らしさを感じ取ろうといったものです。桜えびの独特の風味で四季の美味しさを楽しめそうな感じですね。

 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。桜えびの風味がしっかりと漂ってくるとともに、麺に含まれている卵の香りもしてくるので不思議な気がします。

 早速、おつゆを一口いただきます。香り同様に桜えびの風味が口一杯に広がるとともに、スッキリとした口当たりとなっていますがハッキリとした塩味となっています。

 具は桜えび、タマゴ、カマボコ、長ネギの4種類となっており、桜えびは噛むほどに風味が広がり、タマゴは塩味スープによく合う甘さでカマボコはモチモチしています。

 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、外側の柔らかさと中身のモチモチさが絶妙な感じで合わせっていて、卵の風味もしてくるので美味しくいただけます。

 桜えびと卵の合わさった美味しさと見た目の華やかさで春らしさを感じることができる一品。来春はどんな食材を見つけてくるのか心待ちにしたいと思っています。



















○ 「腹ペコラーメン部 こってりタンメン 驚愕の麺1.5玉」(エースコック)


 現代の腹ペコ男子に告ぐということで結成されたであろう腹ペコラーメン部が企画開発したカップ麺が登場しました。その名もこってりタンメン驚愕の麺1.5玉です。

 塩ラーメンに野菜がたくさん入っているというのがタンメンの基本形なのですが、こってりということがキーワードとして入っているので量以外にも楽しみがあります。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ポークと香辛料の合わさったとても良い香りがしてくるだけでなく魚介の香りもしてきました。

 早速、スープを一口いただきます。とろみのある食感でいて香り同様にポークエキスが口一杯に広がるとともに香辛料のパンチも効いているので美味しくいただけます。

 具はキャベツ、キクラゲ、ニンジン、コーン、唐辛子、長ネギの6種類。タンメンらしくボリュームがあるのですが、中でもキャベツは食べごたえと甘さが格別ですね。

 麺はノンフライで平型のややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとモチモチとした食感なのに加えて1.5玉という大盛りなので食べるだけで充実感があります。

 ポークエキスの効いた濃いめの味わいのあるスープと大盛りの野菜と麺の組み合わせを堪能することができる一品。間違いなく腹ペコにお勧めの一杯となっています。



















○ 「評判屋 わんたん麺 鶏だし塩味」(明星)


 確かな美味しさで口コミで評判になるラーメン店が提供しているような一杯を楽しめそうな評判屋シリーズ。その評判屋からわんたん麺の鶏だし塩味の登場です。

 塩味のスープの決め手はだしの良し悪しになりますが、風味と味わいが決め手の鶏だしで勝負してきました。そして、食感が豊かなワンタンでさらに楽しませてくれます。

 お湯を入れて4分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鶏や豚だけでなく様々なエキスが加わっているというのが解るくらいの良い香りがしてきて食欲をそそられます。

 早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっていますが、出汁の味わいがしっかりとしているのでコクのある味わいで塩加減もちょうど良いです。

 具はワンタン、タマゴ、長ネギの3種類となっており、ワンタンはつるっとした舌触りで中に入っている餡の味わいが良くスープとの相性もとても良いものとなってます。

 麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、気持ち細めとなっていますがモチモチとした食感があるのに加えて、スープがしっかりと絡むので美味しくいただけます。

 だしが利いていてコクのあるスープとモチモチとした食感のある麺を心地よくいただくことができる一品。麺の美味しさというのをしっかりと感じることができます。



















○ 「男の一杯 スタミナタンメン」(サンヨー食品)


 パンチの利いた風味と味わいで男らしさをこれでもかというくらいに表現していることでお馴染みになってきた男の一杯シリーズからスタミナタンメンが登場しました。

 今回の男らしさのポイントはニンニク野菜盛りと太麺大盛りの2つとなっています。どちらも女性らしさを全く感じさせないということでまさに男の一杯らしいですね。

 お湯を入れて3分、蓋を開けて仕上げの小袋を入れてよくかき混ぜれば完成。これでもかというくらいのニンニクの香りが漂い、たっぷりの野菜が目の前に現れました。

 早速、スープを一口いただきます。ラードの脂っこさがあるのですが旨みを感じることができる存在感となっていて濃いめの塩味とニンニクの風味が口一杯に広がります。

 具は挽肉、キャベツ、ニンニク、ニンジンの4種類ということでタンメンという定義で考えた場合種類が少ない気はしますが、キャベツのボリューム感が全てを補います。

 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますがちゃんぽんのような太麺ということで喉越しの良さが抜群で、麺そのものの味わいとボリューム感も十分すぎますね。

 ニンニクの風味と旨みをしっかりと感じられるだけじゃなく、しっかりとしたスープの味付けと食感豊かな麺を一緒に堪能することができる一品。さすが男の一杯でした。



















○ 「コムタンヌードル」(Paldo)


 韓国でトップクラスのカップ麺メーカーとして日本にも美味しさを届けてくれるPaldoから本場韓国の牛肉と牛骨スープで仕上げたコムタンヌードルの登場です。

 以前にコムタン麺というのをいただいたのですが、今回は大型カップとなって登場しました。日本では味わうことができない美味しさをタップリと楽しめそうな感じです。

 お湯を入れて4分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。特に何かの出汁が主張しているような感じもなく、ただただ油揚げ麺の香りがしてくるのがかえって新鮮ですね。

 早速、スープを一口いただきます。香りではほとんど感じることができなかった牛の風味の良さというのが口一杯に広がりしっかりとした塩味が付いているのが解ります。

 具は長ネギのみといったとてもシンプルなものとなっていますがスープに牛の風味が利いているのでそれほど気になりません。ただ、画像の牛肉を見ると寂しくなります。

 麺はノーマルタイプのちぢれ麺となっており、韓国製ならではの少しボソッとした食感はあるのですが、小麦の風味と味わいと塩味スープのバランスがとても良いです。

 牛の風味と味わいが染みこんでいるスープと独特の食感がある麺のコラボを堪能することができる一品。ボリュームはありますが、シンプルな味わいなので完食できます。





















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